金融機関幹部が対象、新型コロナ対策の隔離義務を免除へ 香港

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香港で、金融機関の幹部らを対象に、新型コロナウイルス感染対策の隔離義務を免除する措置が発表された/Paul Yeung/Bloomberg/Getty Images

香港で、金融機関の幹部らを対象に、新型コロナウイルス感染対策の隔離義務を免除する措置が発表された/Paul Yeung/Bloomberg/Getty Images

ロンドン(CNN Business) 香港政府は1日までに、金融機関の幹部らを対象に、新型コロナウイルス感染対策の隔離義務を免除する措置を発表した。

各銀行や保険会社からは毎月、新型ウイルスのワクチン接種を完了した幹部2人が免除を申請することができる。

香港は現在、入境者のほとんどに追跡用のリストバンドを装着し、ホテルの部屋に3週間とどまることを義務付けている。

免除措置を受けた幹部らも隔離用ホテルまたは認可された滞在先を確保する必要があるものの、予定された会議などに外出することができる。

ただし入境時に日程表を提出し、滞在中に新型ウイルスの検査を繰り返し受けることが求められる。

香港政府は声明で、金融機関に通常の活動を認めることにより、国際的な金融の中心地としての香港の地位を守るべきだと述べた。

今年中に上級幹部4人を香港へ異動させると表明している英銀HSBCは、この動きを歓迎する声明を発表。出張者が香港に出入りしやすくなれば、経済活動の活発化を幅広く促すことになると述べた。

一方、在香港米国商工会議所のジョセフ会頭は、対象が金融機関に限られるのは不公平だと主張する。同会議所は香港政府に対し、金融業界での試験的運用を経たうえで、他業界にも対象を広げるよう要請している。

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