タリバーン、秘密の米軍基地襲撃 撤退計画に波紋 アフガン

アフガニスタンでの作戦に向けた兵員の輸送などを行う米軍のUH60ヘリコプター/Capt. Roxana Thompson/1st Armored Division Combat Aviation Brigade/US Army

アフガニスタンでの作戦に向けた兵員の輸送などを行う米軍のUH60ヘリコプター/Capt. Roxana Thompson/1st Armored Division Combat Aviation Brigade/US Army

ワシントン(CNN) アフガニスタンの反政府勢力タリバーンが先月下旬、同国東部にありその存在が機密扱いともなっている米軍基地を2度にわたってロケット弾などで攻撃していたことが10日までにわかった。

この攻撃の詳細を知る米政府当局者が明らかにした。現場は、チャップマン前線作戦基地で、警備態勢は最も厳重な水準にある。攻撃が起きた際、米中央情報局(CIA)の下で働く米軍関係者が基地内にいたという。

最初の攻撃では、複数のロケット弾が基地近くに着弾し、基地外にいた民間人7人が負傷。2回目の攻撃では給水塔が被弾した他、数発が基地内に着弾したが、米国人職員に死傷者はいなかった。

この攻撃は当時、大きく報道されることなどはなかった。さらに今週にはアフガン南部カンダハルにあり、米軍や有志国軍がアフガン部隊への支援任務で使用する北大西洋条約機構(NATO)空軍基地近くにタリバーンがロケット弾を撃ち込んでもいた。

これら一連の攻撃を受け、バイデン米政権内にはアフガン駐留米軍の撤退期限となっている今年5月1日を控え、米軍を標的にした作戦を加速させる可能性があるとの懸念が広がっている。駐留米軍の撤退はトランプ前政権がタリバーンと結んでいた和平合意に基づく。

バイデン大統領はこの撤退期限を守ることは難しいとの判断を公に表明。関係筋はCNNの取材に、タリバーンの最近の攻撃は米軍撤退後も残留する部隊の防御態勢の一層の強化を米政府当局者に思い知らせる結果になったと指摘した。これら残留部隊には時にはCIAに隠密に協力する数百人規模の特殊部隊が含まれる。

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