米、95歳の男をドイツに移送 ナチ元看守

ナチス・ドイツの看守として勤務していた男。この写真は1959年に撮影された/US Department of Justice

ナチス・ドイツの看守として勤務していた男。この写真は1959年に撮影された/US Department of Justice

(CNN) 米テネシー州で暮らしていたドイツ国籍の男(95)がドイツに移送されたことがわかった。男は第2次大戦中にナチス・ドイツの強制収容所で看守として勤務していた。米司法省が明らかにした。

男に対しては2020年2月に米国外に出るよう指示が出されていた。移民担当判事は当時、男が強制収容所の看守として自発的に働いており、ナチスによる迫害を支援する性質があったと指摘していた。

米国にはナチスの迫害に関与していたあらゆる人物について国内に居住することを禁止する法律があり、男はこれに当てはまっていた。入国不服審査会も2020年2月の判決を支持した。

裁判では男が1945年にドイツ・メッペン近郊の収容所で武装した看守として勤務していたことがわかった。囚人の多くはロシアやオランダ、ポーランドの市民だったが、ユダヤ人やデンマーク人、ラトビア人、フランス人、イタリア人のほか、ナチスの政敵も収容されていた。

司法省によれば、男は囚人の脱走を阻止するために働いていたことや、看守の勤務から外すよう要請をしたことはないことを認めた。さらに、男は看守として働いていたことでドイツから年金も受け取っていたという。

男は2020年の裁判後、米紙ワシントン・ポストの取材に対し、裁判の大部分はうそに基づいたものであり、「私は19歳だった。そこに行くよう指示を受けた」と語っていた。収容所にいた期間もわずかであり、武器の携帯についても否定していた。

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