武装集団が養護施設の子ども8人と大人2人拉致、身代金要求 ナイジェリア

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ナイジェリアの首都アブジャの児童養護施設が襲われ、子ども8人と大人2人が拉致された/Google

ナイジェリアの首都アブジャの児童養護施設が襲われ、子ども8人と大人2人が拉致された/Google

ナイジェリア・アブジャ(CNN) アフリカ西部ナイジェリアの首都アブジャで、児童養護施設の子ども8人と大人2人が武装集団に拉致された。同施設の広報がCNNに明らかにした。

同施設の理事によると、犯行グループは1千万ナイラ(約270万円)の身代金を要求し、払わなければ子どもたちの命が「無駄になる」と脅迫しているという。

武装集団は23日、未成年17人が暮らす同施設に押し入った。

「(武装集団は)子どもたちに向かってライフル銃を振りかざし、年上の子どもたちを選んで、1歳未満の乳児を抱いた寮母と、もう1人の大人の職員と一緒に連れ去った」と役員は話している。

その後、寮母と乳児、女の子1人は解放された。

身代金要求の電話をかけてきた犯行グループは、理事会がすぐに身代金を払わなかったことに対して罵声を浴びせた。同施設は、身代金を払う金はないと犯行グループに告げたという。

拉致された子どもは最年長が16歳で、ほかはほとんどが5~6歳だった。

警察は武装集団の行方を追っているが、容疑者はまだ特定されていない。今回のような拉致事件は、同地では珍しくないと理事は言い添えた。

ナイジェリア北西部カツィナ州では昨年12月、生徒数百人が連れ去られる事件が発生。約1週間後にナイジェリア軍が、テロ組織「ボコ・ハラム」を装った犯行グループから生徒たちを救出した。

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