軍の武器庫に山火事が引火、爆発で2300人避難 ロシア

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軍の武器弾薬庫で爆発が起き、煙が上がった=7日、ロシアの西部リャザン州/Russian Ministry of Emergency Situations/AP

軍の武器弾薬庫で爆発が起き、煙が上がった=7日、ロシアの西部リャザン州/Russian Ministry of Emergency Situations/AP

モスクワ(CNN) ロシア西部のリャザン州で、山火事の火が軍の武器弾薬庫に燃え移って爆発が起き、2300人以上が避難した。ロシア国営メディアが緊急事態省の話として7日に伝えた。

国営タス通信によると、火災は8日午前までに封じ込められ、20人以上が病院に運ばれた。

地元当局は同地に緊急事態を宣言した。

ロシア国防省の発表によると、火災は7日午後に発生した。山火事が強風にあおられて軍の貯蔵施設に燃え広がり、弾薬の「散発的な爆発」が起きたとしている。

弾薬庫の火災現場で応急処置を受ける犠牲者/Alexander Ryumin/TASS/Getty Images
弾薬庫の火災現場で応急処置を受ける犠牲者/Alexander Ryumin/TASS/Getty Images

RIAノーボスチ通信によれば、火災が起きた施設は武器弾薬7万5000トンの貯蔵容量があり、ミサイルや砲弾の弾薬などを貯蔵する113の施設で構成される。爆発性の高い一部の弾薬は屋外の施設に貯蔵されていた。

ロイター通信はインタファックス通信の報道として、同施設から半径5キロの圏内にある少なくとも14の村で住民が避難し、道路が封鎖されたと伝えている。

タス通信によると、人口密集地少なくとも2カ所で20棟以上の建物が焼失し、刑事事件としての捜査が始まった。

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