ロシア反体制派ナバリヌイ氏、病室から写真を投稿

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病室で娘、息子、妻に囲まれるナバリヌイ氏=15日、ドイツのベルリン/Alexey Navalny/Instagram

病室で娘、息子、妻に囲まれるナバリヌイ氏=15日、ドイツのベルリン/Alexey Navalny/Instagram

モスクワ(CNN) 毒物が原因とされる昏睡 (こんすい)状態から回復したロシア反体制派指導者アレクセイ・ナバリヌイ氏が15日、入院先の独ベルリンの病院でベッドに座る自身の写真をインスタグラムに投稿した。

ナバリヌイ氏は妻と娘、息子に囲まれた写真とともに「まだほとんど何もできないが、昨日は一日中、自力で呼吸することができた」とコメントを書き込んだ。

独政府によると同氏は猛毒の神経剤「ノビチョク」を盛られたとみられる。ロシア政府の関与が疑われているが、同氏の広報担当者キラ・ヤルミシュ氏は14日、CNNへの文字メッセージで、同氏は回復後に帰国する意向だと明かし、「ほかの選択肢は一切検討されていない」と述べた。

入院先の病院は14日、同氏が短時間ながらベッドを離れることができたと発表していた。

ロシアのプーチン大統領は14日、マクロン仏大統領との電話会談でナバリヌイ氏の件について協議した。ロシア側によると、プーチン氏は同国政府が関与したという「事実無根の」主張は「不適切」だと強調した。フランス側によれば、マクロン氏はプーチン氏に対し、ナバリヌイ氏の暗殺未遂が遅延なく解明されることを求めた。

ロシアのペスコフ大統領報道官は15日の電話会見で、ナバリヌイ氏の容体について「ロシア国民の健康状態が改善することはもちろん歓迎される」と語る一方、フランスやスウェーデンの専門家らが実施した検体検査がロシアには認められていないことに不満を示した。

ペスコフ氏はまた、ロシア国民の出入国は自由だとしたうえで、ナバリヌイ氏が帰国後にプーチン氏と面会する可能性については「その必要はない」と明確に否定した。

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