新型コロナ検査キット届ける小型機が墜落、米国人女性パイロット死亡 インドネシア

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新型コロナの検査キットを届けようと小型機を操縦していたジョイス・リンさん/Mission Aviation Fellowship

新型コロナの検査キットを届けようと小型機を操縦していたジョイス・リンさん/Mission Aviation Fellowship

(CNN) インドネシアで米国人パイロットの操縦する小型機が墜落し、新型コロナウイルスの検査キットを届けようとしていたパイロットが死亡した。

死亡したジョイス・リンさん(40)は、小型機のコーディアックを操縦してインドネシアのパプア州センタニの空港を12日午後に出発。新型コロナウイルスの検査キットを診療所に届けるために、同州の高原地帯マミットを目指していた。リンさんは航空伝道団体のMAFに所属する伝道師だった

ところが出発から数分後、機体が故障してリンさんから緊急事態の連絡があり、同機はセンタニ湖に墜落した。

MAFによると、リンさんの死亡は潜水捜索で確認された。同機に乗っていたのはリンさんだけだった。MAFは地元当局の事故調査に協力するとしている。

リンさんは米マサチューセッツ工科大学で学士課程と修士課程を修了し、神学校に進学して航空ミッションに出会った。コンピューター専門家として働いた後、MAFに加わり、2年前からインドネシアに派遣されていた。

米ジョンズ・ホプキンス大学によると、インドネシアではこれまでに1万5000例以上の新型コロナウイルス感染が確認され、死者は1000人を超えている。

感染者は3月に入って急増し、ジョコ・ウィドド大統領が3月31日に公衆衛生上の非常事態を宣言、外国人旅行者の入国を禁止した。

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