クリスマスに台風29号直撃、16人死亡 フィリピン

台風29号「ファンフォン」が、クリスマスのフィリピン中部を直撃した/BOBBIE ALOTA/AFP/Getty Images

台風29号「ファンフォン」が、クリスマスのフィリピン中部を直撃した/BOBBIE ALOTA/AFP/Getty Images

(CNN) 台風29号「ファンフォン」(フィリピン名ウルスラ)が25日、フィリピン中部を直撃し少なくとも16人が死亡した。複数の家屋が損壊し、観光客でにぎわうエリアにも被害が出ている。

当初ファンフォンは東サマル州に上陸し、激しい雨と高潮をもたらした。ハリケーンの5段階区分の「カテゴリー1」に相当する勢力で、最大瞬間風速は54メートルを記録した。

25日には西へ進み東ビサヤ地方、ルソン島南部、西ビサヤ地方を通過した。各地では送電塔や樹木が倒れ、家の屋根が飛ばされるなどの被害が出た。広範囲にわたって交通網も遮断された。被災地域はキリスト教徒が多数を占めており、家族とクリスマスを祝おうとする多くの人々が影響を受けた。

26日、地域の災害当局は西ビサヤ地方でこれまで13人が死亡したと報告。また民間防衛事務所は東ビサヤ地方で3人が死亡したと明らかにした。CNNフィリピンが報じた。

このうち2人の死因は感電死で、1人は倒れてきたマンゴーの木に当たって死亡したという。サマル島では漁師5人が行方不明となっている。

ファンフォンは26日、最大風速約42メートルで南シナ海を移動。CNNの気象の専門家によると、少なくとも向こう24時間は強い勢力を保ちながら西へ進む見通しだが、その後は熱帯低気圧へと弱まり、29日にベトナム北部へ上陸するという。

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