イラン、ウラン濃縮活動をさらに拡大

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イランのロハニ大統領は、核関連施設の遠心分離機にウランガスの注入を行うと表明した/Getty Images/Getty Images Europe/Getty Images

イランのロハニ大統領は、核関連施設の遠心分離機にウランガスの注入を行うと表明した/Getty Images/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) イランのロハニ大統領は5日、フォルドゥにある核関連施設で、遠心分離機にウランガスの注入を始めると明らかにした。2015年に結ばれた核合意に対するさらなる「制限破り」となる。

ウランガスの注入は濃縮活動の一環で、最終的には核兵器の開発にも利用できるようになる。しかし、イランは繰り返し、核爆弾開発の考えはないと表明している。

イラン核合意では使用できる遠心分離機は旧式の約5000台に制限されていた。

専門家によれば、国際社会は長い間、フォルドゥが核開発推進の中心地の可能性があると懸念してきた。

トランプ米大統領は昨年、核合意から一方的に離脱し、イランに対して経済制裁を再開していた。フォルドゥでの活動の再開は、イランによるさらなる制限破りとなる。

イランは4日にも高性能な遠心分離機「IR―6」を30台稼働させたと明らかにしていた。IR―6の稼働数は2倍の60台になったという。

ロハニ大統領はまた、他の参加国が核合意に合意すれば、こうした状況はもとに戻せると指摘。中国やフランス、ドイツ、ロシア、英国、欧州連合(EU)が、米国がイランの金融部門や石油部門に科した制裁の緩和につながる方策を提示するよう求めた。

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