香港行政長官「更迭」の報道、中国が否定

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大規模な抗議デモが続く香港/Anthony Kwan/Getty Images

大規模な抗議デモが続く香港/Anthony Kwan/Getty Images

香港(CNN) 中国外務省は23日、大規模な抗議デモが続く香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官について中国政府が更迭を検討しているとの報道について、「政治的なデマ」だとして否定した。

香港では、「逃亡犯条例」改正案をめぐってデモが発生。4カ月以上にわたってデモが続くなかで、反政府派による暴力も激しさを増しつつある。

林鄭長官の更迭については英紙フィナンシャル・タイムズが報じていた。これによれば、中国政府は、来年3月までに林鄭長官の後任を暫定的に任命し、林鄭長官の実際の任期である2022年まで在任させる計画を策定していた。後任には、香港金融管理局の陳徳霖(ノーマン・チャン)前総裁と、唐英年(ヘンリー・タン)元政務長官の名前が候補として挙がっていたという。

中国外務省の華春瑩報道局長は記者団に対し、中国政府が林鄭長官を支持していると述べた。

香港では夏の間も毎週、数千人が抗議デモを行い、香港の経済や観光客に影響を及ぼしている。

対立が激化するなか、デモ参加者が火炎瓶などで警官を襲撃する一方で、警察も催涙ガスや放水で対応している。

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