イスラエル大統領、ネタニヤフ氏に組閣を要請

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イスラエルのネタニヤフ首相(右)が大統領から組閣の要請を受けた/GIL COHEN-MAGEN/AFP/AFP/Getty Images

イスラエルのネタニヤフ首相(右)が大統領から組閣の要請を受けた/GIL COHEN-MAGEN/AFP/AFP/Getty Images

エルサレム(CNN) イスラエルのリブリン大統領は26日までに、ネタニヤフ首相とガンツ元軍参謀総長による総選挙後の大連立交渉が不調に終わったことを受け、ネタニヤフ首相に組閣を要請した。

先週の総選挙ではネタニヤフ氏にもガンツ氏にも組閣の見通しが立たず、リブリン大統領は両氏を協力させるべく模索していた。

だが、25日に行った両氏との2度目の会談でも突破口は開けず、リブリン大統領はネタニヤフ氏に組閣の権限を付与。「政権樹立の可能性が高いのはどちらか考えた」「現時点ではネタニヤフ氏の方が組閣に成功する公算が大きい」とした。

さらにネタニヤフ氏や連立相手に合意をまとめるよう促し、「我が国はこれ以上の選挙を欲していない」と警告した。

ネタニヤフ氏が組閣を要請されるのは今年2度目。4月の総選挙後には必要な61議席を確保できず、他の議員に組閣の機会を与えない狙いから再選挙に踏み切っていた。

ネタニヤフ氏には4週間の組閣期間が与えられ、必要なら2週間の延長も可能。ただ、今回は一段と難航しそうだ。4月の総選挙後は宗教勢力と合わせ60議席を確保していたが、今回は55議席にとどまっている。

一方、ガンツ氏が率いる「青と白」はネタニヤフ氏の「リクード」を1議席上回ったものの、中道左派勢力とアラブ系政党の議席を足しても54議席に過ぎない。

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