スリランカテロ 自爆犯のうち2人は富裕家庭の兄弟、情報筋

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モスクの外に張り出されたテロを非難する垂れ幕。実行犯のうちの2人は裕福な家庭の兄弟だとみられている/James Griffiths/CNN

モスクの外に張り出されたテロを非難する垂れ幕。実行犯のうちの2人は裕福な家庭の兄弟だとみられている/James Griffiths/CNN

スリランカ・コロンボ(CNN) スリランカで21日に起きた連続爆発事件で、自爆した実行犯のうち2人は最大都市コロンボの裕福な家庭の出身であることが25日までに分かった。複数の情報筋がCNNに明かした。

情報筋によると、兄弟はイムサス・アフメド・イブラヒム容疑者とイルハム・アフメド・イブラヒム容疑者。父親のモハメド・イブラヒム容疑者はコロンボを拠点とする輸出企業の創業者で、会社のウェブサイトでは「2006年以降はスリランカで最大の香辛料輸出会社」だとしている。

モハメド・イブラヒム容疑者は事件後、他の数十人とともに身柄を拘束された。映像には同容疑者が警察に連行される場面が映っている。当局は容疑の内容を一切発表していない。

兄弟はいずれも30代前半と伝えられている。身元については、インドメディアのファーストポストが情報機関筋の話として最初に報じた。CNNはモハメド・イブラヒム容疑者や他の家族のコメントを入手していない。

事件では359人が死亡、500人以上が負傷した。

スリランカのウィジェワルダナ国防担当相は24日の記者会見で、実行犯は教育水準が高く、上位中流階級の家庭で育っており、経済的に独立していたと指摘。この点が「懸念材料」だと述べていた。

コロンボの近隣住民らによると、イブラヒム容疑者一家は市内でも有数の富裕なイスラム教徒家庭で、政財界の有力者との間に人脈を持っていたという。

一家の香辛料会社は、事件に関連して捜査対象となった銅工場と資本関係があるとみられる。この銅工場では従業員9人が爆弾の材料を提供した疑いで逮捕され、今週出廷した。

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