教科書の大統領の顔に落書き、女生徒3人に禁錮刑の恐れと人権団体 ブルンジ

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ブルンジのヌクルンジザ大統領の写真に落書きしたとして女生徒3人が罪に問われている/Sean Gallup/Getty Images Europe/Getty Images

ブルンジのヌクルンジザ大統領の写真に落書きしたとして女生徒3人が罪に問われている/Sean Gallup/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) アフリカ中部のブルンジで、教科書に載っている同国大統領の顔に落書きしたとして未成年の女生徒3人が逮捕・起訴され、裁判を受ける見通しであることが22日までに分かった。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)がCNNに明らかにした。有罪になれば禁錮5年の刑を言い渡される可能性があるという。

3人は先週、授業中に教科書のヌクルンジザ大統領の顔にいたずら書きをしたとして逮捕された。週をまたいでの勾留の後、18日に「国家元首を侮辱した罪」で起訴されたとHRWは説明している。

3人とともに逮捕された複数の生徒はすでに釈放されたが、3人については勾留が延長され、裁判へ進む見通しだという。

HRWのアフリカ中部担当責任者によると、ブルンジの学校では教科書をクラス間で使い回すため、誰が最初に大統領の顔に落書きをしたのかを特定するのは困難だ。女生徒が勾留中という事態について、この責任者は「口にすることさえばかげている」と非難した。

CNNは現時点でブルンジ政府からこの件に関するコメントを得られていない。

ブルンジでは2016年にも、教科書の大統領の顔に批判的な文言を書き込んで侮辱したとして中等学校の生徒8人が逮捕されたほか、同様の行為で複数の学校の生徒数百人が退学処分を受けていた。

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