日本からハワイへ太平洋遠泳、プラスチックごみの現状に警鐘

海上では大量のプラスチックごみに遭遇したという
/MARTIN BUREAU/AFP/AFP/Getty Images

海上では大量のプラスチックごみに遭遇したという /MARTIN BUREAU/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) 今年6月に日本を出発し、太平洋横断の遠泳に挑戦していたフランス人男性が、ハワイのオアフ島に到着した。海上では大量のプラスチックごみに遭遇したといい、海洋汚染の現状について警鐘を鳴らし続けている。

ベンことブノワ・ルコントさん(51)は、6月5日に千葉県の銚子を出発し、今月10日にオアフ島に到着した。当初は米サンフランシスコを目指し、1日8時間、平均で約50キロ泳ぐことを目標としていたが、11月に入ると悪天候が続き、太平洋を泳いで横断するという史上初の記録達成は断念せざるをえなくなった。

遠泳の目的は、海洋プラスチック汚染の現状を調べて周知を図ることにあった。

ルコントさんはCNN系列局KHONの取材に対し、「時にはクジラと一緒に泳ぎ、その10分後には海に浮かぶ巨大なプラスチックに遭遇した」と振り返る。

3分ごとにプラスチック片に遭遇したこともあり、遠泳を支援するヨットのクルーが網を投げ入れると、30分で100点ものプラスチックが集まったという。

「海は今、危機的状況にある。数年中にこの状況を覆さなければ、ますます困難になる」とルコントさんは危機感を募らせる。

ルコントさんの遠泳中は、米航空宇宙局(NASA)など12の研究機関が調査を実施。プラスチック汚染の状況や、東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の影響、ルコントさんの心臓や精神状態への影響などについて調べていた。

世界初の太平洋横断は断念しても、いずれはサンフランシスコ到達を目指し、プラスチック汚染について警鐘を鳴らし続けたいとルコントさんは話している。

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