ミャンマーでダム決壊、5万人が避難

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(CNN) ミャンマー中部で29日にダムが決壊して住宅など多数に浸水被害が広がり、5万人あまりが避難した。当局者が明らかにした。

ロイター通信によると、同日早朝、ダム放水路が決壊し、複数の集落に大量の水が流れ込んだ。

災害対策当局の広報はCNNの取材に対し、「多くの村が水浸しになり、大勢の人が自宅を離れた」と話している。地元当局は、事態が悪化する恐れもあるとして、住民に避難を呼びかけた。

ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン最高司令官は29日、現場のダムを視察する自身の写真をロシアのSNS「VK」に投稿した。同司令官など軍や政府高官のフェイスブックのアカウントは、イスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害問題に関連して27日に削除されている。

通勤客は、中部マンダレーとヤンゴンを結ぶ幹線道路も洪水のため通行止めになったと伝えている。

ロイター通信によると、マンダレーとヤンゴンおよび首都ネピドーを結ぶ幹線道路に架かる橋が損壊したほか、鉄道にも被害が及び、一部の列車が運行を停止している。

同国ではモンスーンの大雨により、各地が洪水に見舞われていた。

隣国のラオスでも7月にダムの決壊で6カ所の村が鉄砲水に襲われ、数千人が避難した。

写真特集:ミャンマーでダム決壊、被害の様子

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