トランプ大統領とプーチン大統領が首脳会談へ、28日に詳細発表
ワシントン(CNN) ロシアと米国の当局者は27日、トランプ大統領とプーチン大統領の首脳会談が近いうちに行われると発表した。
首脳会談の詳細については、27日に会談したプーチン大統領と米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)の間で最終調整を行い、28日に発表する。
関係者によると、会談場所はフィンランドの首都ヘルシンキが筆頭候補に挙がっている。トランプ大統領は記者団に対し、オーストリアのウイーンで開く可能性もあると語った。
トランプ大統領は米ロ首脳会談について、「恐らくそれほど遠くない未来に会うことになりそうだ。私は最初から、ロシアや中国や誰とでもうまくやるのはとてもいいことだと言ってきた」と述べ、「世界にとっても、我々にとっても、誰にとってもいいことだ」と強調した。
トランプ大統領は3月の時点でプーチン大統領との会談の可能性に言及していた。これに対して欧州では、ロシアを孤立させようとする措置がトランプ大統領によって覆される恐れがあるとの懸念が強まっている。
しかしボルトン補佐官は、「トランプ大統領とプーチン大統領は、建設的な解決策を見つけられるかもしれない」と述べ、米ロの首脳会談は世界のためになると主張。プーチン大統領とは欧州の首脳も会談していると指摘した。
トランプ大統領は7月半ばにベルギーのブリュッセルで開かれる北大西洋条約機構(NATO)の会合に出席し、英国訪問も予定している。トランプ大統領は27日の記者会見で、プーチン大統領とはこうした日程の後に会談することになるだろうと語った。