ハイチ、オックスファムの活動資格を一時停止 買春疑惑受け

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ハイチがオックスファムの国内での活動資格を停止した

ハイチがオックスファムの国内での活動資格を停止した

(CNN) 中米のハイチは22日、英国を拠点とする国際NGOのオックスファムに対し、自国内で活動する資格を一時的に停止する決定を下したことを明らかにした。ハイチ大地震の被災地でオックスファムのスタッフが支援活動中に買春していたとの報告がなされたことを受けての措置。

活動資格の一時停止は、ハイチの在ロンドン大使館の責任者がSNSを通じ、CNNや英国の各メディアに直接伝えた。

オックスファムによると資格停止の期間は2カ月。その間ハイチ側は、オックスファムが当該の疑惑にどのように対処したかを調査するという。

資格停止を受け、オックスファムの中南米諸国での活動を統括するサイモン・タイスハースト氏らがハイチ政府の当局者と会談し、今後の調査への協力を約束した。

オックスファムは発表した声明の中で、かつての職員が関わった2011年の不祥事について、ハイチ政府と国民に改めて謝罪するとともに、今後は第三者委員会を設置するなどして、各国での活動時の安全対策を強化することを約束した。

オックスファムをめぐっては今月初め、2010年のハイチ大地震で支援活動にあたったスタッフが宿舎に売春婦を呼んでいたとの疑惑が報じられた。

19日にはオックスファムが疑惑に関する内部調査の結果報告書を公表。調査に対し当時のハイチ担当責任者が売春婦を呼んだことを認めたとして、同国政府に謝罪していた。

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