水不足にあえぐケープタウン、少量の雨に歓喜 南ア

2018.02.12 Mon posted at 15:21 JST

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(CNN) 干ばつのため極度の水不足に見舞われている南アフリカのケープタウンで待望の雨が降り、住民を歓喜させた。レストランにいた客は食事を中断して外へ飛び出し、住民は洗濯や食器洗いに使う貴重な水を集めようと、急いでバケツを持ち出した。

ケープタウンはこの100年あまりで最悪の干ばつが続き、同地へ水を供給する最大のダムは水位が極端に低下。市当局は、4月21日には水道の断水に踏み切ると予告していた。

9日夕刻に降った雨のおかげで、断水予定日は5月11日へと一時的に先延ばしになった。だが今後の状況は見通せない状態が続く。

ケープタウンで雨が降ったのは1月22日以来。地元の気象当局によると、ケープタウンと周辺地域の9日夜の降雨量は2~10ミリ程度だった。12日夜から13日朝にかけては2~8ミリ程度の降雨が見込めるものの、週内にそれ以上の雨は期待できない。ダムの水位は依然として危機的な水準が続く。

2月1日からは、住民1人当たりに許容される水の使用量が、それまでの1日87リットルから、50リットルへと減らされた。市はインフラの整備を急ぎ、シャワー時間を1分半以内に抑えること、トイレは1回しか流さないことなどを市民に指示。市民は市が配給する水をくむために行列をつくり、バケツやポリ容器に集めた水を、洗濯や食器洗い、トイレ洗浄などに使い回している。

「水使用制限はクレイジー」と住民の男性(32)は訴える。「入浴は許されない。シャワーは許されるけれど、毎日はダメ。飲料水のボトルや手指消毒剤やウェットティッシュを蓄えている。トイレを流すことに文字通り罪悪感を感じる」

別の女性(30)は、水を1滴も無駄にしないようにしていると話した。「バケツからシャワーを浴びて、その水を家の中や庭で使い回す」「水の使い方はよく考えて優先順位をつけなければならない。お茶を1杯飲みたいのか、それとも小さな草木を生き延びさせてミツバチや鳥を助けるのか」「よく働いた1日の終わりに、ゆっくりシャワーを浴びることさえできない」

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