ジンバブエ軍、クーデターを否定 大統領は無事と発表

2017.11.15 Wed posted at 14:03 JST

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(CNN) アフリカ南部ジンバブエで15日、ジンバブエ軍の制服を着た男性1人が録画放送されていた番組を中断して国営テレビに登場し、軍が国を掌握したとの見方を否定した。男性はまた、ムガベ大統領(93)とグレース夫人は無事で安全は保障されていると明らかにした。

男性は、ジンバブエ軍が悪化している政治的、社会的、経済的な状況の回復に取り組んでいるとし、対処しなかった場合には暴力的な対立に陥る可能性もあると指摘した。人々に対しては平静を呼びかけるとともに、不必要な行動は控えるよう求めた。

ジンバブエでは、ムガベ大統領と主要な政治家との間で緊張感が高まっている。放送前には、首都ハラレで約100人の兵士が街中にいるのが目撃されていた。

ムガベ大統領は先ごろ、後継者の第1候補とみられていたムナンガグワ氏(75)を副大統領から解任していた。この突然の解任劇はムガベ大統領の妻のグレース夫人を後任に就かせるためのものとみられているが、こうした動きは支持者の中からも不満の声が上がっていた。

テレビに登場した男性は、ムガベ大統領とグレース夫人は無事で、安全も保障されていると述べた。

男性はまた、標的は、国に社会的、経済的な苦痛を与えている犯罪に関与している大統領周辺の「犯罪者」だと指摘。作戦が完了すれば、正常な状態に戻るとした。

ムナンガグワ氏は軍や治安関係者からの強い支持を得ている。

今回の放送の前には、ジンバブエ軍のチウェンガ司令官が記者会見で、ムナンガグワ氏らの排除が続けば介入するとの姿勢を示していた。司令官の発言については、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)が「反逆的行為」だとして非難していた。

軍は自身の行動をクーデターと表現しないように注意を払っているが、事態を注視する人々からは、実際に展開しているのはクーデターのように見えるとの指摘の声が上がっている。

ツァンギライ元首相の側近だった人物は、クーデターを別の呼び方をしているだけだと言及。「軍はムガベ大統領が依然リーダーであるかのように見せかけてようとしている」ものの、明らかに軍がリーダーになっていると指摘した。

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