ユンケル欧州委員長が警告、「英国はEU離脱を後悔する」

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欧州委員会のユンケル委員長

欧州委員会のユンケル委員長

(CNN) 欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のユンケル委員長は13日、欧州議会で施政方針演説を行い、英国離脱後の欧州連合(EU)の明るい未来像を描こうとする一方で、EUとともに英国も離脱を「後悔することになるだろう」と述べた。

ユンケル委員長はEUについて語る際、繰り返し「連帯」という言葉を使った。また、EU経済の好調ぶりを指摘し、「欧州には追い風が吹いている」と述べた。

ユンケル委員長は欧州議会の議員に向かって、「2019年3月29日、これは英国がEUを離れる日だ。(離脱は)われわれの歴史において非常に悲しく悲劇的な瞬間となるだろう。われわれは常にこれを後悔することになるだろうし、あなた方もすぐに同じように後悔するようになるだろう」と語りかけた。議員の中には、ブレグジットを主導したことで知られる英国のナイジェル・ファラージ氏もいた。

ユンケル委員長は「だが私たちは前進を続けるだろう。ブレグジットがすべてではないからだ。それだけが欧州の未来ではない」「選択肢は2つしかない。EUの前向きな政策で力を合わせるか、それぞれの国がばらばらに殻に閉じこもるか。この選択を迫られ、私は団結を選んだ」と述べた。

ユンケル委員長は、EUの非効率性に対する英国からの批判を受け、欧州委員会の委員長と欧州理事会の議長職を一本化する案も提示。ユーロ圏財務相のポスト新設も改めて呼びかけた。

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