テロを「恐れない」、平和訴え大規模行進 バルセロナ

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テロの標的となったバルセロナでおよそ50万人が「平和の行進」

テロの標的となったバルセロナでおよそ50万人が「平和の行進」

(CNN) スペイン北東部バルセロナで、今月起きた連続テロ事件に抗議し、平和を訴える大規模なデモ行進がこのほど実施された。

主催者は「私は恐れない」という意味のカタルーニャ語をスローガンに、ソーシャルメディアを通して参加を呼び掛けた。地元警察によると市民約50万人が集まり、スローガンを唱えて中心街の大通りを行進した。

参加者の中には国王フィリペ6世やラホイ首相の姿もあった。

「イスラモフォビア(イスラム嫌悪)にノーを」というプラカードを持った参加者とともに、イスラム教徒の市民らも行進した。その手に掲げられたプラカードには「私はイスラム教徒。テロリストではない」「イスラムは平和」といった言葉が書かれていた。

参加者らは警察や救急隊の対応に感謝の意を表し、バラの花をささげた。

警察はツイッターに行進の写真を投稿し、「きょうのメッセージはただ一つ、テロリズムの拒絶だ。全ての文化を尊重し、恐れていないと声を上げよう」と書き込んだ。

バルセロナ中心街では17日、歩行者の集団に車が突っ込んで100人以上の死傷者が出た。地元当局は27日、現場で負傷した51歳のドイツ人女性が死亡したと発表。死者は計14人になった。車を運転していたとされる容疑者は先週射殺された。

18日には同市南郊のカンブリスでも同様の事件が起き、1人が死亡。警察は車に乗っていた5人を射殺した。

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