禁錮9年の受刑者、手違いで数カ月後に釈放 英

2017.07.05 Wed posted at 14:28 JST

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(CNN) 英ロンドン北部で男性を刃物で刺し、重傷を負わせた罪で禁錮9年の刑を言い渡された受刑者が、裁判所職員の手違いにより、わずか数カ月で釈放されていたことが5日までに分かった。当局が指名手配して行方を追っている。

ラルストン・ドッド受刑者(25)は昨年9月、白昼の繁華街でジェレル・ホーランドさん(22)の背中を3回にわたって刺したとして有罪判決を受けた。ホーランドさんは刺し傷が肺まで達し、命にかかわるほどの重傷を負った。

しかし裁判所の職員が判決を聞き間違え、禁錮9年でなく9カ月と記録していたという。

英法務省は声明で、「手違いによる釈放は非常にまれなケースだ」としたうえで、「実際に起きたことを極めて深刻に受け止め、教訓を得て再発防止に努める」と強調。市民の安全を最優先として、警察が捜索を続けていると述べた。

ホーランドさんの父、アレックスさんがCNNに語ったところによると、ジェレルさんが最近、現場から数キロの地点でドッド受刑者の運転する車を目撃。一家はこれをきっかけに、同受刑者が釈放されたことを知った。アレックスさんによると、ジェレルさんは事件以来、強い心理的ストレスから抜け出せずにいるため、最初は「自分の幻覚かと思った」という。

アレックスさんは「釈放されている間に同じような犠牲者が出ないことを願う」と話している。

ロンドンでは2年ほど前から刃物による殺傷事件が急増している。警察によると、昨年は61人が刺されて死亡した。

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