警察車両に車突っ込む、運転の男死亡 シャンゼリゼ通り

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シャンゼリゼ通りで爆発物を積んだ車が警察車両に突っ込んだ

シャンゼリゼ通りで爆発物を積んだ車が警察車両に突っ込んだ

パリ(CNN) 観光客でにぎわうフランス・パリのシャンゼリゼ通りで19日午後、乗用車が警察のワゴン車に突っ込んで炎上した。運転していた男は警官が車外に引きずり出したが、間もなく死亡。パリ検察は、テロ事件として捜査に乗り出した。

事件は現地時間の午後3時40分ごろ発生。シャンゼリゼ通りを通行していた警察の車列の先頭車両に、乗用車が突っ込んだ。当局は、武装した男が故意に警察車両に衝突したとみている。

事件現場をビデオで撮影した観光客の男性は、「通りを渡ろうとしたところ、突然、爆発音が聞こえて車が炎上した」と証言。「警察はガラスを割って男を車外へ出そうと試み、催涙ガスを使って強制的に引きずり出した」と話している。

警察は現場の一帯を封鎖して、爆弾処理班が車を捜索した。コロン内相によると、車には自爆テロを実行できるだけの爆弾や武器が積んであった。警官にも市民にもけがはなかった。

車を運転していた男の経歴や動機については当局が捜査中だが、CNN系列局のBFMTVによると、男はテロや過激主義にかかわる要注意人物として、監視リストに記載されていたという。

パリで治安当局が襲撃されたのは、過去4カ月の間に5回目となる。シャンゼリゼ通りでは、4月に男が警官に発砲して警官1人が死亡、2人が負傷していた。容疑者の男は警察に射殺された。

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