中国は米の主張否定 観測機への異常接近

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中国軍の戦闘機「Su-30」

中国軍の戦闘機「Su-30」

(CNN) 中国軍戦闘機2機が今月17日、東シナ海上空で米軍の放射性物質などの観測機WC135型機に異常な接近行為を仕掛けたと米軍が主張している問題で、中国国防省の報道担当者は20日、米側の説明は正確でないと反論した。

「米軍偵察機が5月17日、黄海上の中国の空域内で監視行為を実施した」と主張。「中国軍用機が関連法と規定に従い、この機体を識別し、米国の航空機と判断した」とし、「その後の任務遂行はプロとしての規範にのっとったものであり安全であった」と強調した。

その上で、「海空における中米間の軍事的な安全性の問題は米軍艦船や軍用機によるたび重なる近接距離での監視行為に根差している」と言い切り、「米国がこのような監視行為を再発させないことを期待する」と述べた。

米太平洋軍空軍は声明で、中国空軍のスホイ30型戦闘機2機がWC135に接近し、真上で背面飛行するなど職業軍人としての規範に背く行動を示したと批判していた。戦闘機とWC135の距離は一時、約45メートルにまで接近したとも主張。しかるべき外交、軍事両当局を通じ懸念を中国側に伝えたともしていた。

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