トルコ国民投票、改憲賛成過半数 大統領が勝利宣言

2017.04.17 Mon posted at 09:58 JST

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アンカラ(CNN) トルコで16日、大統領の権限を強化する憲法改正の是非を問う国民投票が実施された。エルドアン大統領とユルドゥルム首相が同日夜に勝利を宣言した。

国営アナトリア通信が暫定結果として伝えたところによると、投票率99.8%の時点で賛成票が51.4%と過半数に達した。最高選挙委員会の責任者によると、正式結果は約10日以内に発表される。

投票にかけられていたのは与党・公正発展党(AKP)が示した18項目の憲法改正案。実現すれば、同国は現在の議院内閣制から強力な大統領制へ移行することになる。大統領の任期も施行後に改めて始まるとみなされ、エルドアン氏は2029年まで現職にとどまることが可能になる。

同氏は会見で、賛成票が反対票を約130万票上回ったと述べ、「新たな時代の始まりだ」と語った。アナトリア通信は114万票の差と伝えている。

首都アンカラのAKP本部前には、ユルドゥルム首相による勝利宣言の直前から数千人の市民が結集。踊ったり歌ったり、車のクラクションを鳴らしたりして賛成派の勝利を祝った。

ユルドゥルム氏は勝利演説の中で賛成派と反対派の和解を呼び掛け、「だれも怒ったり悲しんだりする必要はない」と訴えた。

しかし野党側は、当局の認証印がない投票用紙は無効とされていた規定を高等選挙委員会が投票開始後になって覆し、認証印なしの票も集計に含めることにしたと指摘。これは不正にあたるとして、少なくとも37%の票を再集計するよう求めている。

アナトリア通信によると、同国南東部の村ではこの日、投票所での口論が銃撃戦に発展し、男性2人が撃たれた。病院へ搬送する車が住民らに襲撃され、この2人を含む3人が死亡した。

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