米、シリア政府軍をミサイル攻撃 「弱者の息の根止めた」トランプ氏

2017.04.07 Fri posted at 11:37 JST

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(CNN) シリアでの民間人に対する化学兵器攻撃への報復として、米軍が6日、シリア政府を標的とする軍事攻撃を開始した。米政府高官がCNNに明らかにした。

米軍はトランプ大統領の命令を受け、地中海に展開する米軍艦2隻から巡航ミサイル「トマホーク」50~60発を発射した。米政府当局者はミサイルの標的としたシリア政府軍の飛行場について、民間人に化学兵器攻撃を行った軍用機の拠点だったと話している。

トランプ大統領は中国の習近平(シーチンピン)国家主席との会談のため滞在しているフロリダ州の別荘で記者団に対して、「アサド大統領は無力な人々の息の根を止めた」「シリアが禁止されている化学兵器を使用したことに議論の余地はない。国連安保理の要求を無視した」「難民危機は深まるばかりで、地域の不安定化も続いている」と述べた。

6年にわたって続くシリアの内戦で、米軍がアサド政権に対して直接的な軍事行動に出たのは今回が初めて。この地域での米軍による軍事作戦は大幅にエスカレートしたことになり、シリア政府が戦争行為と解釈する可能性もある。

米軍率いる有志連合はオバマ政権時代の2014年9月から、シリアでの空爆を開始した。しかしこれまでは過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のみを標的とし、シリア政府軍は標的としていなかった。

米政府高官によると、トランプ大統領は化学兵器によって死傷した子どもたちの画像を見て強い衝撃を受け、行動しないわけにはいかないと判断したという。

トランプ大統領は6日、習国家主席との夕食会の前に国家安全保障チームの会合を開き、軍事行動の開始を決断したという。

大統領はそのまま夕食会に出席し、シリアに対するミサイル攻撃の状況はマティス国防長官から報告を受けている。

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