ISISが古代アッシリア遺跡を破壊 イラク

2015.03.06 Fri posted at 11:16 JST

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(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が同国北部にある古代アッシリアのニムルド遺跡を重機で破壊したことがわかった。イラク国営メディアが5日に伝えた。

ニムルドは紀元前900~612年ごろ栄えたアッシリア王国の都市で、ISISが支配するイラク北部の都市モスルの南郊にある。破壊の規模はまだ分かっていないという。

文化遺産の保護団体であるワールド・モニュメント財団によれば、ニムルドには紀元前9世紀のアッシリア王アッシュールナジルパル2世の宮殿があり、城壁には戦勝を記録するレリーフが残されている。

同財団のウェブサイトによれば、この宮殿は近郊のニネベにある紀元前8~7世紀ごろのセンナケリブ王の宮殿と並び、現存する数少ないアッシリアの宮殿で、「アッシリアの政治的、文化的、芸術的繁栄を今に伝えている」という。

ISISは1週間前、ニムルドの北にあるモスルの博物館で貴重な彫像を破壊している動画を公表したばかりだった。

博物館の担当者は地元テレビに対して、博物館には173の古美術品があり、昨年7月にISISに占領された際には再オープンの準備が整ったところだったと語っている。

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