調査捕鯨に中止命令、日本は順守するのか

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同氏によれば、水産庁幹部は2012年に、ミンククジラは刺身にして食べるととても美味で香ばしく、調査捕鯨はミンククジラの肉の安定した供給を確保するために必要だと発言したという。「これは言い換えれば、調査捕鯨の目的は科学調査ではないということだ」とサフィナ氏。

捕鯨は欧米諸国が牛を殺すのと同じだという主張については、「日本の法律では牛に苦痛を与えず即死させることを義務付けている。もしクジラを殺しているようなやり方で牛を殺せば日本の法律に触れる」と論じている。

捕鯨は日本の文化だという主張に対しては、「これはニューイングランドの文化でもある。過去の文化だ。米国のレストランの壁には旧式のもりが飾ってある。それがあるべき場所だ。日本は残忍で役に立たないクジラ殺しに対する奇妙な入れ込みを改めるべき時だ」と力説した。

さらにサフィナ氏は、「日本は野球からジャズ、ビジネススーツ、列車、たばこに至るまで、西洋の影響を取り入れて来た。スズキ(自動車)は古い文化を想起させる『サムライ』という乗用車を製造しているが、そこにしがみつくためのサムライ刀は製造していない。今こそ日本は21世紀に入り、捕鯨を永久に中止すべきだ」と結んでいる。

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