スズメバチ被害拡大 死傷者1700人超 中国

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中国でスズメバチに刺される被害が多発。人を襲ったスズメバチの中には世界最大種のオオスズメバチが含まれている可能性もある

中国でスズメバチに刺される被害が多発。人を襲ったスズメバチの中には世界最大種のオオスズメバチが含まれている可能性もある

女性は2カ月で13回の透析を受け、200針を縫った。それでもまだ退院できず、両足も動かせないままだ。

オオスズメバチの毒が体内に入るとアレルギー反応を引き起こして多臓器不全に陥り、死に至ることもある。患者には毒を除去するために透析などの治療を行う。患者の手足には銃弾を浴びたような深い大きな傷跡が残っている。

西安交通大学附属病院の専門家は、オオスズメバチが繁殖期を迎える9月から10月にかけてはさらに行動が活発になり、攻撃的になる傾向があるとして、注意を呼びかけている。

地元当局は警察官など数千人を動員して巣の除去に乗り出しており、これまでに約710個を除去、被害が出ている地域のために約700万人民元(約1億1000万円)を拠出したと発表した。

オオスズメバチの被害は日本でも発生しており、国内の統計によると、毎年30~50人が死亡している。牧野氏によれば、死因は毒によるアレルギー反応が大部分を占めるという。

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