ケニアのモール襲撃、死者68人に 人質の大半を救出か

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ショッピングモールに襲撃 ケニア

ナイロビ(CNN) ケニアの首都ナイロビ郊外で武装集団がショッピングモールを襲撃し、買い物客らを人質に立てこもっていた事件で、ケニア軍は23日未明、人質の大半が救出され、事態は収束に向かっていると発表した。

ケニア赤十字によると、現場では22日夜、新たに9人の遺体が収容され、死者は計68人となった。その一部は外国人とみられ、各国政府によれば英国人3人、フランス人2人、カナダ人も外交官1人を含む2人が死亡した。ケニヤッタ大統領によれば、負傷者は少なくとも175人に上った。この中には米国人数人が含まれている。

治安部隊は大規模な突撃の末、すでにモール内の大部分を掌握したとされる。22日午後までに少なくとも1000人が脱出したが、依然として約30人が人質となっている模様だ。

犯行グループは10~15人の規模だったとみられる。隣国ソマリアを拠点とする国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「シャバブ」が犯行声明を出し、ツイッター上で実行犯9人の名前を公表した。このうち3人は米国から、2人がソマリアからで、残る4人はそれぞれカナダ、フィンランド、ケニア、英国の出身だという。

死者の中にはケニヤッタ大統領のおいとその婚約者も含まれていた。大統領は22日、「実行犯だけでなく首謀者にもただちに厳しい罰を下す」と述べた。

ケニアは2011年以降、シャバブの掃討作戦に参加している。これに対してシャバブ側は、同国の教会やバス停など公共施設を狙った攻撃を繰り返してきた。

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