ローマ法王、28日に退位 「高齢」が理由

2013.02.12 Tue posted at 09:29 JST

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ローマ(CNN) ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、「高齢のため」今月28日に退位すると表明した。法王が存命中に退位するのは約600年ぶり。

法王はローマ法王庁(バチカン)を通し、「この数カ月間、必要とされる心身の力が衰え、職務が十分に果たせないことを自覚するようになった」と、退位の理由を説明した。

バチカンの報道官によると、枢機卿らが28日以降に後継者を選ぶ。3月末の復活祭までには新たな法王が誕生する見通しだ。

同報道官によれば、法王自身は後継者選びに関与しない。ただ、現在の枢機卿118人のうち法王から任命されたのが67人と多数を占めることなどから、法王の影響力が表れるのは必至とみられる。

後継者を途上国から選ぶべきだとの声もある。専門家の間では、次期法王がどこの出身であろうと、人工妊娠中絶や避妊、離婚といった問題に対する保守的な立場を受け継ぐだろうとの見方が強い。

同報道官は、法王が熟慮の末に出した結論だと述べた。退位後は教会運営にかかわらず、バチカンの修道院で思索と祈りの日々を送るという。法王の生前退位は、1415年のグレゴリウス12世以来初めて。このようなケースは珍しいため、退位後の肩書きがどうなるかは未定だ。

ベネディクト16世はドイツ生まれ、05年、78歳で法王に即位した。在任中に聖職者による性的虐待問題が相次いで発覚し、対応に追われた。

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