中国各地で反日デモ 尖閣諸島に日本の議員らが上陸

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上海の日本総領事館前で行われた反日デモ=16日

上海の日本総領事館前で行われた反日デモ=16日

北京(CNN) 中国各地で19日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張するデモが実施され、一部は日本製の自動車を破壊するなど暴徒化した。同諸島の釣魚島には同日午前、日本の地方議員らからなるグループが上陸した。

中国の英字紙チャイナ・デーリーによると、デモは深セン、瀋陽、杭州、ハルビン、青島の各市で行われた。広州ではデモ隊が日本領事館の前に座り込んで声を上げた。香港でも国旗を掲げた活動家らが行進した。

釣魚島にはこの日、日本人10人のグループが上陸。国旗を振り、灯台に掲げた。メンバーの1人、小坂英二・東京都荒川区議はロイター通信に「日本国民として、また地方議員として」、島が日本の領土であることをはっきりと示すために上陸したと述べた。15日に香港の活動家らが上陸したことを受け、「行かなくてはならない」と考えたという。

香港のグループは日本当局に逮捕されたが、17日に強制送還されている。国営新華社通信によると、中国側は19日の上陸について、「中国の主権を侵さない」ために、日本政府に対し上陸を認めないよう強く求めていた。

終戦記念日の15日、野田内閣の閣僚2人が靖国神社を参拝したことにも、中国や韓国が強い不快感を示している。

17日付の英字紙ジャパンタイムズの論説は日本の外交専門家の話として、外交的な解決を急ぐことが日中両国の利益になるとの見方を伝えた。

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