米空港でまた旅客機の接触事故、翼の先端が脱落 米サンフランシスコ
(CNN) 米サンフランシスコ国際空港で6日、出発しようとしていた旅客機同士が接触して両機の翼の先端が脱落した。米連邦航空局(FAA)が明らかにした。米国では4月にも、首都ワシントンの空港で旅客機2機の翼が接触する事故が起きたばかりだった。
FAAによると、現地時間の午前0時半ごろ、サンフランシスコ国際空港のゲートを離れたオーストラリア・シドニー行きのユナイテッド航空863便の右の主翼の先端と、香港行きのユナイテッド航空877便の左の主翼の先端が接触した。
接触があったのは、管制塔と旅客機の間の通信が行われていない区域だった。
ユナイテッド航空によると、両機ともけが人はなかった。乗客は通常通りに降機して、同航空が別の便を手配しているという。
首都ワシントンのロナルド・レーガン・ナショナル空港では先月、アメリカン航空の米国内便2機の翼が接触する事故があり、FAAが調査している。
1月には首都近郊の空中衝突で67人が命を落とし、3月には空港を出発した旅客機に軍の航空機が異常接近するなど、米国では航空機関連の事故やトラブルが相次いでいる。