首都ワシントンの共和党予備選、ヘイリー氏が勝利へ CNN予測
(CNN) 米首都ワシントンで3日、大統領選に向けた共和党の予備選が開票され、CNNの予測によるとヘイリー元国連大使が勝利を確実にした。
ワシントンの予備選は、中心部のホテルで3日間にわたり投票が行われた。
共和党の候補指名争いは、これまでトランプ前大統領が連勝していた。
全米15州の予備選、党員集会が集中する5日の「スーパーチューズデー」を前に、唯一の対抗馬であるヘイリー氏が初勝利を収める見通しとなった。
ワシントンはヘイリー氏にとって最大の、そして恐らく唯一の勝機とみられていた。各地で独走状態を続けるトランプ氏もここでは優勢に立ったことがなく、2020年の予備選は対立候補なしの不戦勝だったものの、16年は3位に終わっていた。
ヘイリー氏は1日に地元の共和党指導者らとイベントを開催するなど、自信を見せていた。
ただワシントンはもともと民主党が圧倒的に強く、共和党の候補指名争いでは大きな意味を持たない。20年の本選でも、民主党のバイデン大統領が92%あまりの票を獲得した。
大統領選の共和党候補でワシントンの得票率が最も高かったのは1972年のニクソン元大統領だが、それでも約21%にとどまっていた。