NY州地裁の巨額支払い命令、トランプ氏側が控訴

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NY州での民事詐欺訴訟で、巨額の支払いを命じられたトランプ氏側が判決に控訴した/Bryan Woolston/AP

NY州での民事詐欺訴訟で、巨額の支払いを命じられたトランプ氏側が判決に控訴した/Bryan Woolston/AP

(CNN) トランプ前米大統領と関連企業の不正をめぐる民事訴訟でニューヨーク州地裁が巨額の支払いを命じた判決に対し、トランプ氏側が控訴した。

地裁判事の正式な判決が23日に公開されたことを受け、週明けの26日付でトランプ氏と息子2人、一族の経営するトランプ・オーガニゼーションが州高裁に不服を申し立てた。

トランプ氏は利息を含めて4億5400万ドル(約680億円)の支払い命令を受け、ニューヨーク州にある企業の役員に就くことを数年間禁止された。息子2人もそれぞれ、不正に得た400万ドルあまりの利益を返済するよう命じられた。

弁護側はこれを不服とし、判事の法律適用や事実認定にミスがなかったか、裁量権を乱用したり管轄を超えたりしていないかを問うとしている。

控訴で必要となる費用をトランプ氏がどのように調達するかは不明。専門家によると、トランプ氏が支払いを完了するまで、年率9%の利息が裁判期間中も膨らみ続ける。同氏が財産の差し押さえを回避するには担保を納めるか、高裁に差し止め命令や納付延期を求める必要がある。

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