トランプ氏の出馬資格認めないコロラド州の判決、共和党ライバルの反応は?

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元米サウスカロライナ州知事のニッキー・ヘイリー氏=19日、米アイオワ州エージェンシー/Christian Monterrosa/AFP/Getty Images

元米サウスカロライナ州知事のニッキー・ヘイリー氏=19日、米アイオワ州エージェンシー/Christian Monterrosa/AFP/Getty Images

(CNN) 米コロラド州最高裁が2024年大統領選に向けた州予備選の投票用紙からトランプ前大統領の名前を除外する判断を下したのに対し、共和党の候補指名を争うライバルはおおむねトランプ氏支持に回った。

ただ、フロリダ州のロン・デサンティス知事は20日午前、コロラド州の判決を批判しつつも、判決を機にトランプ氏が大統領選で勝利できるのか疑問視する姿勢を表明。トランプ氏を候補に指名すれば、24年大統領選は「この法律問題一色」になると主張した。

トランプ氏のライバルたちの反応は、共和党指名レースの最初の投票をわずか数週間後に控え、綱渡りの対応を迫られていることを示す。法的問題が絶えないトランプ氏だが、党の支持基盤からの人気は根強い。ライバルたちはトランプ氏を擁護しつつ、党は前に進む時だと訴える必要がある。

アイオワ州で遊説中のデサンティス氏はコロラド州の判決について、予備選でトランプ氏への支持を固めるための民主党の陰謀だと主張。民主党はトランプ氏を最も負かしやすい共和党候補とみていると指摘した。

さらに、他州の最高裁も同様にトランプ氏を投票用紙から排除しようと試みる可能性があるとの見方を示し、トランプ氏以外の候補を指名すれば「我々は勝利の最大のチャンスを手にする」と強調した。

コロラド州最高裁は19日、トランプ氏は憲法上、来年の州予備選に出馬する資格がないと判示。理由として、反乱者の公職就任を禁じた合衆国憲法修正第14条の規定が21年1月6日の連邦議会襲撃事件に適用されるとの見解を示した。

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