米軍が敵対勢力を殺害、弾道ミサイルに報復と発表

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イラクで米軍と連合軍に短距離弾道ミサイルが発射されたことを受け米軍機が敵対勢力を殺害した/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

イラクで米軍と連合軍に短距離弾道ミサイルが発射されたことを受け米軍機が敵対勢力を殺害した/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) イラクのアサド空軍基地に駐留する米軍と有志連合軍に対して20日夕刻に短距離弾道ミサイルが発射されたことを受け、米軍機が車両を銃撃して敵対勢力を殺害した。米当局者が21日、CNNに明らかにした。

米国防総省のシン副報道官は21日、報復行動を行ったことを確認。イランを後ろ盾とする武装組織の攻撃によって数人が負傷し、インフラに軽度の被害が出たと説明した。重傷者はいなかったとしている。

シン副報道官によると、10月17日に米軍と有志連合軍に対する攻撃が始まって以来、弾道ミサイルが使われたのは初めてだった。

敵対勢力側の死亡者数は不明。米当局者によれば、地上の標的を砲撃できる米軍機「AC130」が防衛行動を行っていた。

イラクとシリアに駐留する米軍と有志連合軍に対する攻撃は、10月17日から11月21日までの間に少なくとも66回に上り、アサド空軍基地も何度か標的にされていた。20日は弾道ミサイルに先立ち、同基地が一方的なドローン攻撃を受けたが、負傷者はなく、インフラにも被害はなかったと米当局者は話している。

10月17日以来の攻撃で、先週までに米兵少なくとも56人が軽傷を負い、うち少なくとも25人が頭部に外傷を負った。その後全員が職務に復帰している。

AC130がこうした形で攻撃に対する応戦に使われたことがあるのかどうかは不明だが、米当局者は数回にわたって米軍が敵対勢力に反撃したとしている。

シン副報道官は「出所が突き止められれば報復として対応したケースはほかにもある」とした。

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