ガザの民間人犠牲者「あまりに多い」、米国務長官が非難 メッセージに変化

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インドでの外務・防衛閣僚会合を終えて記者団の取材に応じるブリンケン米国務長官/Jonathan Ernst/Reuters

インドでの外務・防衛閣僚会合を終えて記者団の取材に応じるブリンケン米国務長官/Jonathan Ernst/Reuters

ニューデリー(CNN) ブリンケン米国務長官は10日、パレスチナ自治区ガザ地区で「あまりに多くのパレスチナ人が亡くなっている」と述べ、民間人の犠牲者数についてこれまででも特に直接的に非難した。

イスラエルがガザ地区北部での毎日の戦闘休止や、避難回廊2本の設置を発表したことについては称賛した。ただ、「パレスチナの民間人の被害を最小限に抑えるためにできることはもっとあるし、やらねばならない」とも述べた。

ブリンケン氏は今週前半に中東を離れて以降、メッセージの内容を微妙に変化させており、より直接的な表現で民間人犠牲者の数について非難したり、イスラエル政府に米国が期待することを表明したりしている。ただ、イスラエルの軍事攻勢への非難を控える点、イスラエルの自衛の権利を擁護する点は変わっていない。

ブリンケン氏はインドの首都ニューデリーで行った記者会見で「あまりに多くのパレスチナ人が亡くなっている」と言及した。ニューデリーは今回の外遊の最後の訪問地で、このほかにもイスラエルやヨルダン、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸、トルコ、イラク、日本、韓国などを短期間で歴訪した。

ブリンケン氏はさらに「パレスチナ人への被害を防ぎ、支援を最大限に増やすために可能な全ての措置を講じたい」と表明。

「それを念頭に、こうした目標を前に進めるための具体的措置について引き続きイスラエルと協議する」とも述べたが、措置の詳しい内容には触れなかった。

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