バイデン氏弾劾調査、28日に最初の審問 週内にも家族に召喚状

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米下院監視のジェームズ・カマー委員長=1月10日、米ワシントンDC/Drew Angerer/Getty Images North America/Getty Images

米下院監視のジェームズ・カマー委員長=1月10日、米ワシントンDC/Drew Angerer/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米下院共和党はバイデン大統領の弾劾(だんがい)に向けた調査で、今月28日に最初の審問を開く予定だ。バイデン氏の家族に対する審問や召喚状の準備も進めている。

下院委員会の広報担当者はCNNの取材に対し、28日の審問では憲法上、法律上の問題点に焦点が当たるだろうと語った。

審問に出席する証人はまだ決まっていない。下院監視委員会のコマー委員長によると、バイデン氏家族の商取引に関して見つかった銀行記録に関して金融の専門家を、弾劾調査が認められる理由について憲法の専門家を呼ぶ計画。

コマー氏はCNNに対し、特定の犯罪について回答できる専門家を招くことで「有益な審問」になるだろうと語った。

監視委員会はバイデン氏の次男ハンター氏、弟ジェームズ氏に対し、早ければ週内に最初の召喚状を出す予定。召喚状は個人やビジネスの記録が対象になるとみられ、バイデン氏の家族に直接尋ねる初の機会となる。

共和党はこれまで、ハンター氏の商取引を弾劾調査の中心に据えてきた。だが、バイデン氏本人が金銭を受け取ったという公知の証拠は今日まで挙がっていない。

ホワイトハウスは監視委員会の審問の計画を激しく批判。サムズ報道官は共和党が政府閉鎖を回避する努力よりも「政治的なパフォーマンス」を優先していると語った。

共和党のマッカーシー下院議長は先週、弾劾調査を承認し、監視、司法、歳入の各委員会に調査を進めるよう指示した。調査の進め方は詰めの作業が行われている。

ただ、共和党内には、大統領に対する直接の証拠が存在しないことを理由に、調査を支持しない複数の議員が存在する。また調査を続ける期間についても意見の一致を見ていない。最終的にバイデン氏に対する弾劾訴追に行き着くかは不透明な状況となっている。

「バイデン大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]