ブリンケン米国務長官、中国で秦剛外相と会談

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ブリンケン米国務長官は、バイデン政権の発足以降に中国を訪れる最高位の米当局者となった/Leah Millis/Reuters

ブリンケン米国務長官は、バイデン政権の発足以降に中国を訪れる最高位の米当局者となった/Leah Millis/Reuters

北京(CNN) ブリンケン米国務長官は18日、中国・北京に到着し、秦剛(チンカン)外相と会談した。

米国務長官の訪中は5年ぶり。バイデン政権の発足以降に中国を訪れる最高位の米当局者となった。

米中関係はここ数十年で最も冷え込んだ状態にある。米当局者らはブリンケン氏の訪問を、衝突回避に向けて軍同士などの意思疎通ルートを再開する取り組みと位置付けている。滞在中に習近平(シーチンピン)国家主席との会談が実現するかどうかは明らかでない。

両氏は18日午後、北京の釣魚台迎賓館で記者団を前に握手を交わした後、5時間以上にわたって会談した。

国務省のミラー報道官によると、ブリンケン氏は秦氏を米首都ワシントンに招き、秦氏もこれを受け入れた。

会談には米国側からクリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)とバーンズ駐中国大使、中国側から華春瑩外務次官補らが同席した。

米国務省高官は記者団に、率直な会談で双方が緊張緩和への意欲を示し、いくつかの面で前進があったものの、米中間の深い溝も改めて浮き彫りになったと語った。当局者らによれば、両国を結ぶ航空便の運航を拡大する必要性などで意見が一致したが、具体的な合意には至らなかった。

ブリンケン氏は19日、中国外交トップの王毅(ワンイー)共産党中央政治局員や現地の米国人留学生、財界人らと会談する。

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