米アリゾナ州上院選、民主党現職のケリー氏が当選確実 CNN予測

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民主党の現職マーク・ケリー上院議員が再選の見通しとなった/Mark Kelly/Handout/Reuters

民主党の現職マーク・ケリー上院議員が再選の見通しとなった/Mark Kelly/Handout/Reuters

(CNN) 8日に投票が行われた米中間選挙のアリゾナ州上院選で、CNNの予測によると、民主党の現職マーク・ケリー議員の当選が確実となった。トランプ前大統領の後押しを受け、2020年大統領選に関する同氏のうその一部に同調していた共和党候補のベンチャーキャピタリスト、ブレイク・マスターズ氏を退けた。

ケリー氏は2020年、共和党の故ジョン・マケイン議員の死去に伴う補選で当選した。ケリー氏の勝利により、民主党は上院多数派を維持する目標に一歩近づく。バイデン大統領の支持率が低迷していたこと、経済情勢が共和党の追い風になるとみられていたことを踏まえると、民主党が上院支配を維持すれば驚きの結果と言える。

アリゾナ州でのケリーの勝利を受け、上院の獲得議席は民主党、共和党ともに49議席となる。ペンシルベニア州の議席奪取に続き、アリゾナ州も押さえたことで、民主党は上院多数派の維持に必要な議席数まであと1議席に迫った。

上院では現在、民主党と共和党が50議席ずつを分け合っているが、採決で同数の場合は民主党のハリス副大統領が決定票を投じる。

両党が依然注視するのが、大接戦となっているネバダ州の行方だ。同州では民主党の現職キャサリン・コルテズマスト議員が、共和党のアダム・ラクソルト候補の挑戦をかわそうと試みている。やはり民主党が議席を守るジョージア州では、民主党の現職ラファエル・ウォーノック議員と共和党のハーシェル・ウォーカー候補が決選投票に進む見通し。

下院多数派の行方はまだ決まっていないが、仮に共和党が過半数を確保したとしても、共和党指導部の期待をはるかに下回る議席差になるのは確実だ。

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