米ホワイトハウス、サウジのウクライナ支援に「注目」

（ＣＮＮ） 米ホワイトハウスは２５日、サウジアラビアが最近、ウクライナを支援するために行った措置に注目していると述べた。米国のバイデン大統領は、サウジとの関係について検討を進めている。

今回のコメントは注目に値するものだ。なぜなら、バイデン氏は先ごろ、サウジが主導する「石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）プラス」が減産を発表した際、サウジがロシア側についたと非難していた。ＯＰＥＣプラスによる減産はエネルギー価格の上昇を引き起こす可能性がある。

サウジ当局者は強く否定したが、バイデン氏は減産が相応の結果を招くと述べ、バイデン氏の側近は米政府がサウジとの長年の関係を再検討するだろうと語っていた。

ジャンピエール大統領報道官は、バイデン氏が引き続き、サウジとの関係をどう進めていくのか戦略的に検討していくと述べた。

ジャンピエール氏は、ＯＰＥＣプラスでの減産以降、サウジが国連の場でロシアに反対票を投じ、ウクライナに対しては復興と人道上の必要に応じた４００万ドルの支援を約束したことに注目していると述べた。こうした対応は減産を補うものではないものの、注目に値するとした。

ジャンピエール氏は「我々は、今後数週間、サウジアラビアの動向を注視し、協議や見直しの材料とする」と述べた。