ロシア軍、侵攻での損失補填に「数年」必要 米国家情報長官

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(CNN) 米情報機関を統轄するヘインズ米国家情報長官は2日までに、ロシア軍がウクライナ侵攻で被った物的な損失などを補填(ほてん)するには「数年間」要するとの米情報機関の見立てを明らかにした。

米の首都ワシントンで開かれた会合で表明した。地上部隊の戦力の劣化などは相当な程度に達しており、数年かけてそれも多くの分野での再建が必要と認識していると指摘。

結果的にロシアは自らの支配力や影響力を投影させるために、サイバー攻撃やエネルギー源の管理の試み、核兵器に訴えるまでなどの手段に頼らざるを得ない可能性があると見極めた。

また、ロシアのプーチン大統領は時勢を引き寄せているのは自国であることをおそらく信じているとし、西側諸国はいずれウクライナ支援に疲れ切るだろうとも考えていると分析。

ウクライナ戦争は長期にわたって続くだろうとの米情報機関内の総意に触れながら、今後数週間あるいは数カ月で浮上する可能性がある3つのシナリオにも言及した。

最もありそうなのは、過酷な衝突が続きながらも、ロシアが徐々に戦果を握る事態と説明。ただ、戦局の打開に結びつくような劇的な展開はないとした。

長官はこのシナリオの下では、ロシア軍は今秋までにウクライナ東部ルハンスク州を陥落させ、同ドネツク州の大半も支配し、ウクライナ南部での掌握をも固めると予想した。

残るシナリオの一つは、ロシア軍が一気に優勢な戦況に持ち込み、首都キーウ(キエフ)や南部オデーサの攻略に再び焦点を当てることを想定。最後は、ウクライナ軍が前線地帯を落ち着かせ、おそらく南部で小規模な戦果を獲得し始めるとのシナリオとなっている。

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