米オハイオ州の6病院が「助けて」と新聞広告 コロナ患者急増で

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米クリーブランドでドライブスルー方式の無料検査センターに並ぶ車両の列/WEWS

米クリーブランドでドライブスルー方式の無料検査センターに並ぶ車両の列/WEWS

(CNN) 新型コロナウイルスの感染者が急増する米オハイオ州クリーブランド周辺の病院が、市民らに助けを求める新聞広告を出した。患者のほとんどがワクチン未接種だと訴えている。

19日付の地元紙クリーブランド・プレーン・ディーラーに、クリーブランド・クリニック、クリーブランド大学病院など6系列の病院が共同で広告を出した。

「助けて」という大きな文字の下に、「私たちの病院には今、かつてない数の新型コロナ患者がいます」「その圧倒的多数がワクチンを打っていない人たちです」と書いてある。

ミネソタ州でも今月、病院が新聞の全面広告で「私たちは悲嘆に暮れ、打ちのめされています」と訴えていた。

クリーブランド大学病院の報道担当者は、感染者が急増するなかで、ワクチン接種の重要性について認識を高めるのが目的だと語った。

デワイン知事は17日の記者会見で、州内の入院患者は昨年12月以降で最も多くなっていると述べた。医療体制のひっ迫を受け、現在州北部にあるほぼすべての病院が、緊急性のない手術を中止しているという。

デワイン氏は同日、医療現場の負担を軽減するために1000人あまりの州兵を動員した。

クリーブランド市内には21日、州兵と州保健当局者らを配置したドライブスルー方式の無料検査センターが開設されたが、希望者が殺到した結果、その日のうちに閉鎖を余儀なくされた。

クリーブランド・クリニックが15日に発表したところによると、クリーブランドのあるカヤホガ郡は州全体の入院患者の6割を占めている。感染拡大の初期に比べ、重篤な患者が目立つという。州保健当局の集計によると、同郡の人口の3分の1以上がまだワクチンを打っていない。

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