パウエル元米国務長官、新型コロナの合併症で死去 84歳

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コリン・パウエル氏。バージニア州の自宅で撮影/ Brooks Kraft LLC/Corbis via Getty Images

コリン・パウエル氏。バージニア州の自宅で撮影/ Brooks Kraft LLC/Corbis via Getty Images

(CNN) 米国初の黒人の国務長官となったコリン・パウエル氏が新型コロナウイルス感染症の合併症で死去した。84歳だった。同氏の家族がフェイスブックで発表した。

パウエル氏は20世紀終わりから今世紀初頭にかけて、複数の共和党政権で米国の外交政策の形成を助けてきた。

家族は「我々は優れた、愛情の深い夫、父、祖父、偉大な米国人を失った」と記した。パウエル氏はワクチン接種を完了していたという。

パウエル氏は兵士として際だった先駆者的なキャリアを歩んできた。ベトナム戦争時には戦闘任務に就いていた同氏は、レーガン政権で初の黒人の国家安全保障担当補佐官に就任。続くジョージ・H・W・ブッシュ政権では最年少で統合参謀本部議長となった。黒人として同職に就くのも初だった。

米国が主導した湾岸戦争での勝利後に国内で人気が高まり、1990年代半ばには初の黒人米大統領の有力候補の一人に挙がった。

だが、ジョージ・W・ブッシュ政権下で国務長官を務めたとき、国連でイラク戦争を支持する誤った情報を発信。その名声は永遠に傷付くことになった。後日、パウエル氏はそれを自分の経歴の「汚点」だと語った。

大統領選に立候補することはなかったが、2001年の国務長官就任時に大統領の継承順位第4位となり、米国の黒人の公務員として当時の過去最高位を記録した。

その後パウエル氏は共和党の右傾化に幻滅を感じるようになり、大統領選で自身の持つ政治的資本を民主党員の支援に使うようになる。最も有名なのがオバマ元大統領への支援で、08年の大統領選の最終盤で支援を行った。

パウエル氏の幅広い人気と、最も著名で成功した黒人の公職者としての地位から、この支持の発表はオバマ候補の大きな追い風になったとみられた。

パウエル氏には1962年に結婚した妻アルマ・ビビアン・パウエルさんと3人の子どもがいる。

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