弁護士が頭部を撃たれ負傷、妻と息子が殺害された3カ月後 米

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「立ち入り禁止」の看板が出されたアレックス・ムーダー弁護士の私有地/Michael M. DeWitt/Imagn

「立ち入り禁止」の看板が出されたアレックス・ムーダー弁護士の私有地/Michael M. DeWitt/Imagn

(CNN) 米サウスカロライナ州で4日、著名弁護士が何者かに頭部を銃撃されて負傷した。この弁護士の妻と息子は約3カ月前、自宅前で何者かに銃撃されて死亡していた。

サウスカロライナ州の捜査当局によると、4日午後、弁護士のアレックス・ムーダーさんから、同州ハンプトン郡の道路上で銃撃されたと通報があった。ムーダーさんはジョージア州の病院に搬送され、銃弾でできた頭部表面の傷の手当てを受けた。

現時点で容疑者は逮捕されていない。

CNN提携局のWCSCやWCIVは関係者の話として、ムーダーさんがタイヤを交換していたところ、通り過ぎた車が引き返してきてムーダーさんを銃撃したと伝えている。

ムーダーさんの妻のマーガレットさんと息子のポールさん(22)は、6月7日に殺害されていた。帰宅したムーダーさんが、同州アイラントンの自宅前で銃撃されて死亡している2人を発見した。コレトン郡保安官事務所は、2人が複数の銃弾を浴びて死亡したと断定した。

捜査は州当局が引き継いだが、事件は未解決のままとなっている。ムーダーさんは10万ドル(約1100万円)の賞金をかけ、容疑者の逮捕につながる情報の提供を呼びかけている。

殺害された息子のポールさんは、2019年に19歳の女性が死亡したボート事故に関連して、飲酒・薬物運転による傷害致死の罪に問われ、裁判で無罪を主張していた。ポールさんの死亡を受けて起訴は取り下げられた。

ムーダー一家は3世代で87年にわたって弁護士を務め、サウスカロライナの法曹界では有名な存在だった。

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