アルカイダ、アフガンに依然潜伏 組織強化は時間の問題か

米国防総省のカービー報道官。アフガンでのアルカイダの活動を把握していると述べた/Pool

米国防総省のカービー報道官。アフガンでのアルカイダの活動を把握していると述べた/Pool

(CNN) 米国防総省のカービー報道官は20日、国際テロ組織アルカイダがアフガニスタン内で活動を続けていることは把握していることを明らかにした。

記者団に、同様に過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のアフガンへの進出も承知しているとし、これらの事実はだいぶ前から話してきたことだと述べた。

報道官の今回の発言は、アルカイダはもはやアフガン内にいないとのバイデン米大統領の宣言と食い違う印象も与えている。この点について報道官は、2001年の米同時多発テロ事件時のように米国へ脅威を及ぼし得るほど大きな存在ではないということだと説明した。

カービー氏はアフガンにいるアルカイダ構成員の人数は非常に多いとは考えないとしながらも、正確な数には言及しなかった。「アフガンにおける我々の諜報(ちょうほう)収集能力は要員が減っていることもあり以前の状態にない」との理由も示した。

米国とアフガンのイスラム主義勢力タリバンが以前に結んだ和解案では、タリバンがアルカイダとの関係を絶つことなどが盛り込まれた。ただ、国連報告書はこの2勢力は依然密接な共闘関係にあるとも伝えていた。

一方、クラッパー元米国家情報長官はCNNの取材に、アルカイダが今後、アフガンで組織の再編などを進めるのは間違いないとの見方を表明。これは時間の問題であり、アフガンを逃れていたアルカイダ構成員の多数が戻ってくるだろうともし、組織再構築には早期に取りかかるだろうと予想した。

情報機関がアフガンの地元で事態の進展を監視する機会を失い、遠くからアルカイダ再建を目撃する非常に困難な立場に追い込まれるとも指摘した。

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