コロナ入院後にワクチン接種を望む患者、「遅すぎる」と医療関係者 米

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医療関係者によれば、新型コロナウイルスのワクチンを未接種で入院する患者から後悔の声を聞くケースがあるという/PATRICK T. FALLON/AFP/Getty Images

医療関係者によれば、新型コロナウイルスのワクチンを未接種で入院する患者から後悔の声を聞くケースがあるという/PATRICK T. FALLON/AFP/Getty Images

(CNN) 米国で新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の流行が入院患者数を押し上げている。医療関係者からは、ワクチン未接種で入院する患者から後悔の声を聞くケースがあるとの話が寄せられている。

「病院に入ってきた時に『ワクチンを打ってもらえるか』と患者は聞いてくる。だが、そのときにはできない」と語るのはフロリダ州マイアミの病院で集中治療室(ICU)の看護師長を務めるアリックス・ザチャースキー氏。あとは「ウイルスの経過を見守る」しかなく、うまくいけばワクチンを打てるようになると語る。

だが、全員がそのチャンスまで生き延びられるわけではない。

アラバマ州の病院に勤めるブライトニー・コビア医師は、最近入院した重症の若い患者について振り返る。「患者が挿管前に最後にするお願いの一つが、ワクチンを打ってほしいとの懇願だ。私は患者の手をとり、ごめんなさい、もう遅すぎると伝える」

「数日後、私は死亡時刻を読み上げるとき、家族を抱きしめ、最愛の人に敬意を表する一番の方法はワクチンを打ちにいき、知り合い全員に同じことを勧めることだと伝えている」(コビア氏)

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