奴隷制廃止記念日の6月19日が米国の祝日に、バイデン氏署名

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バイデン氏が演説、奴隷制廃止記念日の祝日化に合わせ

(CNN) バイデン米大統領は17日、6月19日を奴隷制廃止を記念する連邦の祝日とする法案に署名した。連邦の祝日が新たに制定されるのはキング牧師記念日が定められた1983年以来。

祝日は「ジューンティーンス・ナショナル・インディペンデンス・デー」と名付けられた。ジューンティーンスとは6月を表す「ジューン」と19日を表す「ナインティーンス」を混ぜた言葉。

ジューンティーンスは、1863年に当時のエイブラハム・リンカーン米大統領が奴隷解放宣言を発したのに従い、1865年6月19日に北軍のゴードン・グレンジャー少将がテキサス州ガルベストンで奴隷制の廃止を宣言したことを記念するもので、1980年にテキサス州の祝日となった。それから数十年の間、サウスダコタ州を除く各州で公式の記念日となったものの、祝日として制定した州は少数にとどまっていた。

バイデン氏はホワイトハウスのイーストルームで開かれた署名式典で、署名は大統領として「最も栄誉なことの一つだ」と述べ、「ジューンティーンスを連邦の休日にすることで、全ての米国人がこの日の力を感じて歴史から学ぶことができる」と意義を強調した。

式典には黒人議員連盟の議員など約80人の議員や地元の公職者などが出席。祝日化の運動を進めた活動家のオパル・リー氏の姿もあった。

6月19日は連邦政府が認める少なくとも11日目の祝日となる。米政府人事管理局は17日、今年の6月19日は土曜日に当たるため、大半の連邦政府職員は18日に振替休日をとると発表した。

本法案は超党派の議員が提出し、15日に上院を全会一致で、翌16日には下院を415対14の賛成多数で通過していた。

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