NYのビーチや公園に「ワクチンバス」、連休使用して接種を

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米ニューヨーク市コニーアイランドのブライトンビーチ=2020年7月/Noam Galai/Getty Images

米ニューヨーク市コニーアイランドのブライトンビーチ=2020年7月/Noam Galai/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は27日、メモリアルデーの連休に市内のビーチや公園にバスを派遣して、新型コロナウイルスのワクチンを無料で接種すると発表した。

デブラシオ市長は「今後数日の間、ニューヨーク市の至る所でワクチンバスを見かけるだろう」と語った。

ワクチンバスはブライトンビーチやロッカウェイビーチ、ブルックリンブリッジ公園、セントラルパーク、ガバナーズ島などに派遣する。

市長はまた、これまでに外出できない住民9000人以上にワクチンを接種し、この制度の対象を障害者や75歳以上の高齢者にも拡大すると説明した。

ニューヨーク市は27日までに800万回以上のワクチン接種を行っている。

疾病対策センター(CDC)の25日の発表によれば、全米では成人の半数がワクチン接種を完了した。昨年はメモリアルデーの連休で大規模な感染拡大が起きていたが、今年の連休はコロナ前に近い状態に戻れる可能性もあるとしている。

CDCのロシェル・ワレンスキー所長は25日にホワイトハウスで行った会見で、「ワクチンのおかげで何千万人もの国民が平常に近い状態に戻り、友人や家族を訪問できるようになった」と述べていた。

一方でCDCは、まだワクチンを接種していない人は感染のリスクがあるとして、これまでと変わらない対策を勧告している。

ワレンスキー所長は「まだワクチンを接種していないのであれば、この連休を利用して接種を受けることで自分や家族を守ってほしい」「我々は順調に下降線をたどっているが、まだ危機を脱したわけではない」と強調した。

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